8bitサウンドでの作曲は初心者に最適なのではないだろうか.
初めまして,Gebと申します.
最近,作曲をしてみたいと思い立ち,
なんやかんやで「8bitサウンド」での作曲をすることに決めました.
まあ,ファミコンのBGMのような電子音を使って作曲するってことです.
なんでこう決めたかって,8bitサウンドが好きだったことも大きいですが,
それ以上に色々メリットがありそうだと感じたからです.
ざっとあげると,
- お金がかからない
- 音質に(あまり)こだわらなくていい
- 音作りに時間を要さない
- シンプルなパート構成でもそれっぽいものができる
って感じ.
とにかく金銭的な敷居が低く,DAW操作に慣れていなくてもできる.
音作りもほぼ必要なく,シンプルな構成で作曲できるため,時間がない方,のんびり進めたい方でもとりあえず曲を完成させることができる.
てな訳で,これが初心者には最適なんじゃないかと思ったわけです.
この記事では,8bitサウンドでの作曲を初心者の皆さんに売り込んでいきます.
まあまだほとんど作曲してないんで,初心者に「オススメかも」くらいまでしか主張できませんがね.
初投稿なんで,自己紹介を.
Gebと申します.
最近,作曲をしてみたいと思うようになりました.
なぜって.
もともと大学で音楽サークルに入っていて,好きな曲の耳コピ,編曲をしてコピーバンドをするようなことをずっとやってました.
この,音作りとかこだわって自分の思い描く曲に近づけていく作業がとても好きで.
サークルを卒業してしばらくたって,そういう作業をやりたい欲が高まってきてしまった.
でも今までとは違うことがしたい.
じゃあ,自分で曲作ってみるか.
ってなわけで,作曲を趣味にしてみようという所に行き着いたわけです.
で,作曲って一言で言ってもジャンルとかで色々差別化されます.
どういう方向性の曲を作るか決めておいたほうがやりやすいかなーと思って,色々調べ,考え,しました.
行き着いたのは,「8bitサウンド」でした.
理由はさっき述べた通りで,色々いい点があるから.
- お金がかからない
- 音質に(あまり)こだわらなくていい
- 音作りに時間を要さない
- シンプルなパート構成でもそれっぽいものができる
それぞれ,詳しく解説しますね.
お金がかからない
8bitサウンドでの作曲はお金がかかりません.
作曲する上で最低限必要なものをざっとあげると,こんな感じでしょうか.
どんなスタイルで作曲するにしても,MIDI信号を出せる(つまりPCに演奏データを遅れる)キーボードは買わざるを得ないでしょう.
PCは多くの方がすでに持っているでしょう.
DAWは,MacならGarageBandという無料のものがあります.
私は幸いにもMacだったので,これを使いました.
Winは使ってないので存じ上げませんが,,,フリーソフトだとDominoなどがあります.本格的にやりたいなら有料のDAWを買う必要があるかと思いますが,これも作曲するなら最低限必要な出費だと思います.
MacならMIDIキーボードのみ,WinならMIDIキーボード+DAWソフト
これを買って作曲のスタートラインに立てると言っていいと思います.
そして,8bitでの作曲なら,この最低限の出費でほぼ十分です.
なぜなら,8bitサウンドをPCの音楽制作ソフトで出すための無料プラグインがあるからです.
これが高クオリティの8bitサウンドを無料で簡単に使える,神プラグインなんです.
これの存在により8bitでの作曲の敷居がグンと下がっています.
実際,私が8bitで行こうと決めたきっかけもこれの存在でした.
導入方法や使い方なんかは別の記事で紹介します.
GarageBandでは問題なく使えます.
Dominoは少し複雑な作業が必要になりますが,不可能ではないようですね.
このプラグインだけで,8bitでの作曲に必要なことはほぼ全てできてしまいます.
音質に(あまり)こだわらなくていい
8bitサウンドは,音色や音質にあまりこだわる必要がありません.
さっきのプラグインの音が最強だからです.
普通に管弦楽器やギターなんかを使って作曲しようとすると,こうはいきません.
同じヴァイオリン,同じギターでも様々な音色があり,その中から自分のイメージに合うものを選ぶ必要があります.
イメージに合うものがあればいいんですが,経験上ないことの方が多いもんなんですね.
ない場合は,諦めて他の音で代用するか,新しい音源を購入するかの2つに1つになります.
妥協するか,出費するか.
どちらも嫌ですね.
8bitサウンドならこういうことは起こりません.
使える音自体が10種類もないくらいで,非常に限られているからです.
その音も,ヴァイオリンのような豊かな音ではなく,非常に単純な音ですから,バリエーションのつけようがありません.
デメリットにも感じますが,この厳しい制限の中で曲作りをすることで,音の種類に悩まされなくなります.
作曲に集中できるわけですね.
音作りに時間を要さない
8bitサウンドは,エフェクトなどをかけて音を調整する必要がほぼありません.
8bitサウンドの原点であるファミコンでは,エフェクトは一切かけられません.
そんな状況下で多くの8bitサウンドの名曲が生み出されました.
なので,原音をそのまま使うだけで,ファミコンの名曲達に雰囲気が近づき,立派な曲に聴こえます.
むしろあんまりいじりすぎると,もはや8bitサウンドではなくなってしまいますからね.
エフェクトをあまりかけないことが,8bitサウンドの流儀です.
バリエーションがないことはデメリットに感じますが,音色の幅が広すぎると,逆に自分の欲しい音色にするのに手間がかかるようになります.
バリエーションが少ないことで,音色いじりではなく「曲を作る」部分に集中できるわけです.
幅広い音を使って作曲しようとすると,どうしても「楽器の音色,音質」を細かく高めていきたくなるものです.
ギターの音を使うときは,例えばどんなタイプのディストーション(ギターの音をギュイーンってさせるやつ)をどれくらいかけるかとか.
シンセだったら音色選びから様々なエフェクトによる音の微調整まで.
電子楽器に限らず,生楽器でも同じです.
ヴァイオリンと言っても様々な特徴を持つヴァイオリンの音があります.
それらから好みのものを選び,自分好みに調整していく作業があるわけですね.
もちろん,こうして自分好みに音を調整していく作業は,これはこれで楽しいもんです.
実際,私もサークル時代はこれに熱中してました.
でもこれ,平気で1日2日溶ける作業なんですよ.
忙しい日々の中で時間を見つけて作曲したいという人にとっては,この作業をやりだすと肝心の曲作りにいつまでも取りかかれない,なんてことも起こると思います.
8bitサウンドなら,このような作業はほぼいりません.
先ほどのプラグインの音をプリセットのまま使うだけでほぼOK.
いじるにしても音の出方を若干調節するとか,弱くコーラスをかけるとか,その程度です.
なので,作曲作業に集中できます.
加えて,DAW操作に慣れるまでは込み入った音作りは難しいです.
それが必要ないので,DAW操作に慣れていなくてもすぐに作曲に取りかかれます.
シンプルなパート構成でもそれっぽいものができる
8bitサウンドでの作曲は,たくさんのパートを用意する必要がありません.
というより,しないほうが理想的です.
これも先ほどの理屈と同じで,
ファミコン実機では,同時に4音しか鳴らせません.
なので,パートは4つまで.しかも和音はほぼ使えない,という状況で,多くの名曲が生み出されたわけです.
なので,シンプルな構成でも雰囲気が出るってわけですね.
これも,1曲を作るのにかかる手間を減らすことに繋がります.
もちろん,たくさんパートをつけたければ,いくらでもつければ良いと思います.
本格派のアーティスト界隈では同時に4音ルールを守って作曲するようですが,まあこっちは趣味ですからね.好きなようにやらせてもらいましょう.
たくさんパートをつけて壮大な曲にすることもできる.
シンプルな構成でたくさん曲を作ることもできる.
こういう自由度の高さが,人それぞれのやる気や熱意に応じて曲作りに打ち込めるという意味で,初心者に良いところだと思います.
以上,8bitサウンドでの作曲の魅力を喋りまくりました.
とにかく金銭的な敷居が低く,DAW操作に慣れていなくてもできる.
音作りもほぼ必要なく,シンプルな構成で作曲できるため,時間がない方,のんびり進めたい方でもとりあえず曲を完成させることができる.
オススメです.
でも,もちろん8bitサウンドが好きじゃなければ,やってて楽しくないでしょうから,他の方法で始めましょう.
趣味ですから,自分の好きなようにやれば良いと思います.
では.